PMS(月経前症候群)/PMDD(月経前不快気分障害)を本気で治したい患者さまへ
当院には、PMS/PMDDでお悩みのこんな患者さまがいらっしゃいます。
- 婦人科でピルを処方されたが、良くならない。
- ピル(=ホルモン剤)を飲んだらよけいに具合が悪くなり、副作用が怖くて止めてしまった。
- 心療内科で、抗うつ剤などをもらったが効かない。
- ナゼ、PMSやPMDDの強い症状が出るのか原因を知りたい。
- ピルや心療内科の薬を飲みたくない。
- 副作用がなく、カラダに優しい治療法でPMS/PMDDを治したい。
月経前の不快な症状は、律儀に毎月やってきます。
生理前になると女性の8割ほどが、ココロやカラダのさまざまな不快な症状を感じていると云われています。
- イライラしたり、攻撃的になり、自分をコントロールできない
- 1日中、眠くて仕方が無い、朝起きれない
- 憂うつになって、悲しくなったり、感情の浮き沈みが激しい
- お腹がすいて、とくに甘い食べ物が食べたくなり、過食する
- 浮腫んで、カラダが重い。だるい。しんどい。
- 集中力が低下したり、無気力になる
- 頭痛が始まる
- ニキビや肌荒れに悩んでいる
- 肩こりが、気になる
- 生理中、めまいや貧血のような症状がある
などなど、不快な症状で、外出するのも嫌になりますよね?
PMS/PMDDの症状
PMS/PMDDは、生理前の2~3日から始まり、生理がはじまると症状が軽くなるのが特徴です。
女性は月経周期に合わせて2つの女性ホルモンが分泌されるため、排卵日や生理前の2~3日は多少の体重増加や浮腫み、乳房の張りなどの症状は、いたしかたありません。
でも、排卵日くらいから生理が始まる頃まで、ずっと不快な症状が続く。。。
とか、生理が終わってから1週間しか調子が良くない。。。
とか、普段から調子が悪いが、月経前はさらに悪化する。。。
などなど、毎月の半分以上をPMS/PMDDに悩まされる女性も少なくありません。
「生理前の不快な症状は、仕方ないもの。。。。嵐が過ぎるのを待つだけ。。。」なんて、諦めていませんか?
生理前の2~3日でも快適に過ごせる女性もいれば、会社を休むほどPMS/PMDD症状が悪化する女性もいらっしゃいます。
その違いは、いったい何なのでしょうか?
残念ながらその原因は、未だに現代西洋医学では分かっていません。
PMS/PMDD症状に悩む女性でも、生理前を快適に過ごせる女性でも、二つの女性ホルモンは分泌されるわけですから、一般的に考えられていうように「女性ホルモン犯人説」はちょっと違いますね。
それにもかかわらず、婦人科外来では低用量ピルの処方が標準治療です。
また生理前にうつ症状があると抗うつ剤、浮腫みがあると利尿剤、頭痛があれば痛み止めの薬といった、対症療法が現代西洋医学の治療であり、どんな「薬」も症状の原因を治療しているわけではなく、一時的に楽になることはあっても根本的な解決にはならず、そして必ず副作用が伴います。
とくにピルには、血栓症のリスクを高める副作用があるため、未来のある若い女性の長期的で継続的な服用はお勧めできません。
でもココロやカラダに不快な症状が出るわけですから、どこかに原因があるはずですね?
原因さえ分かればお薬を飲まなくても、PMS/(PMDD)を根本的に解決ができます。
クリニック・ハイジーアでは、PMS/PMDDを引き起こしている原因を見つけることが、治療においてもっとも大切だと考えます。
そのため、まずは60項目以上に及ぶ詳細な血液・尿検査をおこないます。
(一般の病院では、外来の場合最大で22項目の生化学検査となります。)
隠れ貧血と機能性低血糖症
検査をすると、PMS/PMDDに悩む女性たちには、共通の原因が2つみつかります。
生化学検査から分かる共通する原因は、
『隠れ貧血(=鉄欠乏性貧血、鉄の不足)』
そして
『機能性の低血糖症』
です。
この二つの原因は、一般の病院でおこなわれる保険適用の範囲の検査では見つかりません。
一般の病院で「貧血」だと診断されない場合でも、貯蔵鉄たん白を反映する血清フェリチン値を調べるとPMS/PMDD症状をお持ちの方には鉄の不足が見つかります。
血清フェリチン値の検査は、日本の健康保険では認められていないため、一般の病院ではおこなわれていません。
そのため、実際には鉄の不足が実際にはあっても見逃されてしまい、ピルや向精神薬などの必要のない薬を服用するケースが多いことが残念でなりません。
従来のヘモグロビン値等を調べるだけの貧血検査では、第一期から二期にかけての潜在性鉄欠乏症を完全に把握することができないのです。
鉄欠乏症の段階については、こちら
また、「機能性低血糖症」は米国では「シュガーハイ」という言葉があるように、医師はもちろんのこと一般に知られている症状です。
しかし、日本では機能性低血糖症という言葉はあまり知られていません。
日本の医学部の教科書には載っていませんし、医学部でも教わらないため、多くの医師はこの病気の存在すら知りません。
そのため本当は低血糖症が一つの原因でPMS/PMDD症状を起こしているのに、やはり必要のない薬を処方されることが多いのです。
そして機能性低血糖症を治す「薬」はありません。
もちろん、上記の二つの他に原因を複合している重症なケースもあります。
その原因は、IgG食物アレルギーやカンジタ菌の感染、リーキーガッド症候群、有害物質の蓄積、そして副腎疲労などがあります。
クリニック・ハイジーアの治療
クリニック・ハイジーアでは、はPMS/PMDDの原因を十分に把握し、薬を使わずに、治療用に開発された高濃度のサプリメントを使って医師が治療しています。
安全で吸収率の高い高濃度のヘム鉄等のサプリメントを中心に補給する栄養療法と、低血糖症に陥らないための食事内容や生活習慣を変えることによって、実際にほとんどの方がPMS/PMDD症状が短期間で消えて改善していきます。
この事実から、『鉄欠乏性貧血(または、貧血)』そして『機能性の低血糖症』という二つのキーワードが現代女性を悩ませるPMS/PMDD症状の原因であることがご理解いただけると思います。
PMS/PMDDの改善例は、こちら
PMS/PMDDは死に至るような恐ろしい病気ではありませんが、海外では就業につけない、仕事に支障をきたすなど社会問題になっているほど深刻であると報告され、最近の日本でも確実に増加しています。
そうPMS/PMDDを、軽く考えていてはいけません。
PMS/PMDD症状が強い女性では、普段から疲れやすかったり、冷え性、浮腫み、頭痛などの不定愁訴、鉄不足はコラーゲン生成を低下させくすみ・しわ・たるみなどのお肌の老化、エネルギー代謝の低下、また最近増えている機能性の不妊症にも発展します。
PMS/PMDDの正しい知識を知って、1日も早く本来の元気を取り戻して、イキイキと毎日を過ごしていただけるよう、私たちはお手伝いしています。
クリニック・ハイジーアは、女性の元気を応援しています。
PMS/PMDDの原因
毎月必ずやってくる、月経前症候群(PMS)のつらい症状。。。。
多かれ少なかれ、女性なら誰もが抱える悩みではないでしょうか?
月経前症候群(PMS)の主要症状 | |
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精神的な症状 | イライラする、興奮しやすい、神経質になる、気が短くなる、感情的になる、刺激に過敏になる、うつ、ひきこもり、混乱・錯乱、涙もろくなる、集中力の低下、物忘れ・記憶力の低下、無気力、気分にむらがあるなど |
身体的な症状 | 手足のむくみ、体重増加、乳房の痛みと張り、疲労感、頭痛、動悸、腰痛、腹部の張り、便秘、下腹部のけいれん痛・圧迫感・重い感じ、食欲の変化・特定の食品が食べたくなる(甘いものなど)、めまい、あざができやすい、湿疹、ほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)、不眠、関節痛・筋肉痛、吐き気・嘔吐、手足のしびれ、ニキビ・蕁麻疹などの皮膚症状など |
きちんとした月経周期を持っている女性なら、2種類の女性ホルモン、すなわちエストロゲンとプロゲステロンを分泌します。
まずエストロゲンの働きで、ほぼ月に1回排卵が起こり、排卵後はエストロゲンとともにプロゲステロンが分泌されます。
PMSやPMDD症状は、この排卵後から月経までの期間、つまりプロゲステロンが分泌されている時期にのみ起こる、というのが特徴です。
このように排卵している女性なら誰でも、毎月毎月、女性ホルモンの変動という身体的なストレスにさらされていることになります。
なぜ、月経前症候群(PMS)や月経前不機嫌性障害(PMDD)が軽い人もいれば、つらい人もいるのでしょうか?
多少の体重増加やむくみ、乳房の張りなどは、生理的な変化なので病的とは言えません。
しかし、「精神的な症状」の多く、例えば、イライラやうつ、神経過敏など、また「身体的な症状」の頭痛、動悸、不眠などは、PMS/PMDDの症状であるとともに、実は「隠れ貧血(=潜在性鉄欠乏性貧血)」の症状でもあります。
データ上貧血がなくても、上記の症状は起こります。
これは、一般の病院(婦人科)での貧血の検査は、保険点数の制限があるために、ヘモグロビン(Hb)やヘマクリット(Ht)の数値だけで診断し、貯蔵鉄の数値までは調べないために、潜在性鉄欠乏性貧血は見逃されてしまうためです。
一般の検査で貧血ではないと診断された場合でも、より詳細な検査をおこなうと、PMS/PMDD症状をお持ちの女性に、潜在性鉄欠乏性貧血がみつかります。
そして、強いPMS/PMDD症状を持つ患者様のほとんどが、ヘム鉄を中心とした栄養療法によって、約3~6か月間でデータの改善とともに症状も改善します。
- 精神症状が強く、抗うつ薬や抗不安薬などを内服しても症状が改善しない方
- 貧血の症状があるのに検査をしても異常なしと診断されている方
上記の方などは、特に潜在性鉄欠乏貧血の関与が深い方と考えられます。
潜在性鉄欠乏性貧血は、将来の不妊症、妊娠しても流産しやすい、胎児の先天異常、生まれた赤ちゃんのアトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患のリスクを高めます。
深刻な月経前症候群(PMS)/月経前不機嫌性障害(PMDD)の症状を抱えている患者さまで、「潜在性鉄欠乏性貧血」の治療は、まず最優先で改善すべき課題です。
つまり、月経前症候群(PMS)/月経前不機嫌性障害(PMDD)は、「潜在性鉄欠乏性貧血」を中心としたさまざまな栄養欠損により体内環境が悪化しているところへ、月経時のホルモンの変動という身体的ストレスが追い討ちをかけ、身体が耐えられなくなり悲鳴を上げている状態といえます。
まさに生理前の不快症状は、身体が発している「警告のシグナル」なのです。
月経前症候群(PMS)/月経前不機嫌性障害(PMDD)という身体のシグナルに、耳を傾けてみてください。
そこには、必ず原因があり、原因が見つかれば解決策が見つかります。
適切な対処法で、今までつらかった月の半分を占める月経前の期間を、快適に過ごすことができるのです。
鉄の過剰症について
鉄は過剰症の心配があるので、自己判断で鉄のサプリメントを闇雲に取ることはお勧めできません。
医師の診断のもとに血液検査を行った上で、ヘム鉄(有機でくるまれた安全で吸収力の高い鉄)の形で摂取するべきです。
また、プルーンやプルーン加工食品などの植物性の鉄は、硬い食物繊維にくるまれた形で存在し人間は吸収できませんので、「貧血」などの改善には役立ちません。
機能性低血糖症について
PMS/PMDDの症状には、機能性低血糖症も深く関係しています。
低血糖症とは、血糖という私たちにとってとても大切なエネルギー源が、不安定になってしまう症状です。
低血糖症が関係する病気には、以下のものがあります。
なんとなく具合が悪い(疲れやすい、冷え、頭痛)、精神的な不調(イライラする、キレやすい、やる気が起きない、不安など)、うつ病、パニック障害など。
これらの症状はPMS/PMDDの症状にとても似ています。
また、貧血の症状にも似ていますね。
PMS/PMDDの症状は、貧血に機能性低血糖症が加わることによって症状が強く出ます。
そして、低血糖症を治す薬は存在しません。
低血糖症の改善には、栄養素の補給+正しいお食事がもっとも大切です。
お食事内容の改善は、管理栄養士によるお食事指導のプログラムがあります。