クリニック・ハイジーアは、PMS/PMDDを根本治療

改善例2 女性 初診時 35歳

主訴

PMS(月経前症候群)

20代後半からPMSの症状が強くなり、毎月3週間は、朝起きると体が重く疲れている。強いだるさと疲労感で起き上がれない。1日中横になっている状態。
うつなどの精神症状も悪化。月経前の過食もエスカレートして、甘いものを手当たり次第食べてしまう。
このまま毎月のほとんどを寝たきりで過ごしていたら、仕事も結婚もあきらめるしかないと不安になり、当クリニックを受診した。

既往歴

突発性難聴、アルコール依存症

治療歴

28歳のときに、婦人科を受診し、ピルを処方してもらったが、症状が悪化しため中止。
その後、心療内科を受診し、抗うつ剤や精神安定剤などの投薬治療を試したが、やはり症状が悪化して、自己判断で中止した。

治療方針

血液検査データおよび症状より、タン白質・鉄・ビタミンB群・亜鉛などの栄養不足と、機能性低血糖症があると考えられた。治療用サプリメントによる栄養療法(プロテイン・アミノ酸・ビタミンC・B群・Eヘム鉄・亜鉛・カルシウム・マグネシウム)と、低血糖症治療のための食事療法を開始した。

分子整合栄養医学による改善データ

基準値初期前4ヵ月後9ヵ月後
ヘモグロビン11.5-15.014.314.713.9
ヘマトクリット34.8-45.044.544.642.2
総蛋白6.7-8.37.47.27.9
GOT10-40202421
GTP5-45132514
γ-GTP30以下121517
尿素窒素8-23! 71213.4
血糖70-109869081
グリコアルブミン12.3-16.512.712.613.6
インスリン1.7-10.44.23.31.8
亜鉛64-1118291106
フェリチン4.0-64.226.240.9110.0

担当医のコメント

この患者さまのヘモグロビンやヘマトクリットは、初診時では基準値内でした。ヘモグロビン値は14以上ありましたから、通常の病院では全く貧血を疑いません。
しかし、貯蔵鉄を示すフェリチン値は、女性の理想値(基準値はあくまでも参考程度であり、理想値ではありません)は100ng/mlですが、この患者さまは26.2と低値でした。フェリチン値が40以下ですから、潜在性鉄欠乏性貧血です。
残念ながら、多くの日本の医療現場では、フェリチン値まで調べることがありませんから、見逃されてしまいます。
ヘモグロビン、ヘマクリットが基準値内でも、フェリチンが低値では強い貧血の症状がおきます。
PMS(月経前症候群)、更年期障害、不妊症、女性特有の不定愁訴(冷え性、頭痛、めまい、むくみ、イライラなどの精神症状など)、脱毛、老化(しわやたるみなど)の原因の一つとなります。
また、この患者さまでは血糖値の平均であるグリコアルブミン値が12.7と、基準値内ではあるものの、たいへん低値でした。グリコアルブミン値が14.5以下では、低血糖症を疑います。
とくに女性では、月経前のエストロゲンとプロゲステロンとういう女性ホルモンの分泌が起こる時に、インスリンの過剰分泌が起こりやすくなり、過食症状が悪化します。
この方には糖質を制限した低インスリンの食事方法を実践していただきました。

経過(患者様の感想)

治療開始4ヶ月後、PMSの症状は初診時を10とすると5まで良くなった。まだ気になる症状はあるものの、月経前の過食が止まったのが、とてもうれしい。
治療1年後、治療前と比較して「天国と地獄」と言っても過言ではないほど、体調が良くなった。
治療1年と半年後、元気に働けるようになり、そして去年までは寝たきりであきらめていた私が結婚できました。
正直に話すと、サプリメントと食生活の改善で、こんなに良くなるとは思っていませんでした。
これからは、よい赤ちゃんを授かるように、健康のためサプリメントの摂取を続けたいと思います。