クリニック・ハイジーアは、PMS/PMDDを根本治療

改善例3 女性 初診時 38歳

主訴

PMS(月経前症候群)

疲れやすく、常にだるい(易疲労)。
冷え性、月経痛(とくに下腹部痛が強い)、イライラ、むくみ、肩こり、じんましん
10年前から、上記の症状が出てくるようになり、とても体調が悪い。
第一子を出産後、ますます体調が悪くなり、当クリニックを受診した。

既往歴

なし

治療歴

婦人科を受診し、鎮痛剤とピルを処方された。鎮痛剤は、まったく効かなかった。
ピルは、2か月間服用したが、特に変化がなかったので自己判断で、中止した。

治療方針

血液検査データおよび症状より、タン白質・鉄・ビタミンB群・亜鉛などの栄養不足と、機能性低血糖症があると考えられた。治療用サプリメントによる栄養療法(プロテイン・ビタミンC・B群・E・ヘム鉄・亜鉛・カルシウム・マグネシウム)と、低血糖症治療のための食事療法を開始した。

分子整合栄養医学による改善データ

基準値初診時7ヵ月後
ヘモグロビン11.5-15.013.113
MCV85-1029498
MCHC30.2-35.131.430.9
総蛋白6.7-8.37.47.3
A/G1.1-2.01.31.4
GOT10-401617
GPT5-451214
γ-GTP30以下1111
尿素窒素8-231314
血糖70-10910489
グリコアルブミン12.3-16.514.814.4
血清鉄40-18044! 38
フェリチン4.0-64.27.533.5
Hピロリ抗体(-)(+)

担当医のコメント

この患者さまの初診時のヘモグロビン値は13.1でしたから、通常の病院では全く貧血を疑いません。
フェリチン(貯蔵鉄)値の女性の理想値は100ng/mlですが、この患者さまは7.5と非常に低値でした。
フェリチン値が40以下ですから、潜在性鉄欠乏性貧血です。
残念ながら、多くの日本の医療現場では、フェリチン値まで調べることがありませんから、見逃されてしまいます。
ヘモグロビンが基準値内でも、フェリチン値が低値では強い貧血の症状がおきます。
PMS(月経前症候群)。疲れやすく常にだるい(易疲労)、むくみ、肩こり、冷え性などの不定愁訴。
生理痛、イライラなどの精神症状は、まずは潜在性鉄欠乏性貧血を疑ってみてください。
貧血というと、一般的には「めまい、立ちくらみ」などと考えますが、貧血の症状は多様です。
PMS(月経前症候群)だけでなく、更年期障害、不妊症、女性特有の不定愁訴(冷え性、頭痛、めまい、むくみ、イライラなどの精神症状など)、抜け毛がひどいなどの脱毛、老化(しわやたるみなど)、中学生や高校生の子供が学校から帰ると家でゴロゴロしたり、急に成績が下がったなどのなども、鉄欠乏性貧血が疑われます。
また、初診時のMCHCは、32以下と低値です。特に、女性の場合は、不定愁訴の原因となります。
このように鉄が不足する原因として、食事の偏りや月経過多だけでなく、胃のピロリ菌感染も関わっている場合があります。この場合はピロリ菌の除菌治療が必要になります。
A/G比は1.7以下でアルブミンが低い状態です。このような場合、血液濃縮、いわゆるドロドロ血になっていることがほとんどです。タンパク質、とくにアルブミンが、血液中に水分を保持できる「スポンジのような」働きを持っているため、アルブミンが減少すると水分量が減り、ドロドロ血液になります。
こうなると血管内に水分を十分に保持できないため、血管外に水分が滲出し、いわゆる「むくみ」の大きな原因になります。

経過(患者様の感想)

治療開始2週間後  イライラなどがなくなり、精神状態が安定するようになった。ウソのように元気になり、全然疲れなくなった。治療効果に、びっくりです。
月経前症候群の症状は、初診時を10とすると、5まで減った。下腹部痛と悪寒は、今のところ変化なし。
また、月経とともにできて月経が終わると治まるじんましんや水疱が、今回の月経では悪化した。
治療3ヶ月後、初診時の月経前症候群の症状や、その他の不定愁訴はスッキリ良くなった。
本当に、栄養が大切なんだと痛感しています。