クリニック・ハイジーアは、PMS/PMDDを根本治療

女性を悩ませる低血糖症生理前の不快なカラダの症状

排卵してから月経前までの期間では女性ホルモンのプロゲステロンがたくさん分泌されますから、インスリン抵抗性が上がる→低血糖を招きやすくなり、精神的にも肉体的にもストレスがかかります。

私たちのカラダが生命を維持するには、血糖値の安定は大前提です。
そのため低くなり過ぎた血糖値は、できる限りすばやく是正しなくてはなりません。
それで私たちは7つのホルモンを分泌して、血糖値を上げようと働きます。
その中でも副腎の髄質という場所から分泌されるアドレナリンとノルアドレナリンというホルモンがたくさん分泌されればされるほど、負担が大きくなり、さまざまな不快症状を引き起こします。
ですからアドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌されないように、PMS/PMDDの時期でなくても、常日頃から食べる内容に気を付けることがポイントになります。
砂糖だらけの食生活から、サヨナラしなくてはなりません。
自分でできるPMS/PMDD対策はこちら

アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されるタイミングは、血糖値が下がりきった時ではなく、急降下をしているときです。
血糖値が適度な時間を要して緩やかに下がる(正常な)場合には、これらのホルモンは過剰に分泌されることはありません。
短時間で急激に血糖が低下した場合、つまり血糖値が高くなり過ぎた後、反動で血糖値は低くなり過ぎてしまいますが、この血糖値の高低の落差が短時間内で大きければ大きいほどたくさん分泌されてしまいます。

アドレナリンとノルアドレナリンは自律神経の神経伝達物質ですから、低血糖時の過剰分泌により交感神経緊張状態を招きます。
アドレナリンは心拍数や心拍出量の増加、血糖の上昇、代謝の亢進などに働きます。
ノルアドレナリンはおもに血管収縮作用があります。

頭痛

PMS/PMDDの肉体症状で頻度の高い頭痛やふらつきは血管の収縮により脳に栄養が十分に供給されないために起こります。
血管の収集国より頭痛が起きているようなときには、決まって末梢への血流も低下しますから、カラダは冷えも感じます。
そんな時には、ナイアシンには血管拡張効果と血糖上昇効果があるため、温かい飲み物と一緒に摂取してみるのも良いでしょう。

1日中だるい、疲れる
朝が起きられない
1日中眠い、生あくびが出る

生理前になると疲れやすくなる女性は多いですが、血糖値が低くなると脳や小腸粘膜などカラダ中の細胞のエネルギー産生が十分に行えなくなるからです。
またアドレナリンの過剰分泌による交感神経緊張状態は、体力を消耗させ疲労感の原因になります。
過剰なアドレナリンやノルアドレナリン分泌で副腎を酷使し、副腎疲労を起こしていることも考えられます。
その他のPMS/PMDDの原因を詳しく知りたい方らこちら

ランチの後に強い眠気が襲う

食後の眠さは、食後に血糖値が急に下がるからです。
ランチの後の眠気は月経が終わった後でも起こりやすく、排卵後のPMS/PMDDの時期ではより眠気が憎悪するという方もいらっしゃいます。
炭水化物中心のランチは、生理前の時期に限らず気を付けましょう。

めまい、ふらつき

低血糖に陥り脳への血流が不安定になると、めまいやふらつき症状を起こします。
脳動脈硬化症やその他の脳疾患、隠れ貧血でも似たような症状を起こします。
低血糖症で起きる場合は、血糖値の日内変動が大きいため、症状が出たり消えたりするのが特徴です。
デザートを食べた直後に、目がグルグル回るといった経験はありませんか?
また生理中のめまいやふらつきは虚血性貧血で、月経1日目や2日目の月経量が多いときにおこります。

浮腫み

低血糖時では副腎髄質でのアドレナリンの過剰分泌を介して、外側の副腎皮質では抗利尿ホルモンであるアルドステロンを分泌させます。
アルドステロンは、腎臓でのナトリウム(=塩分)と水を溜めこみカリウムの排出を促すように働きます。
細胞内や血管内でも同様に働くため、浮腫みます。

過食になる、甘いものが無性に食べたくなる

甘いものが無性に食べたくなるのは、代表的な機能性低血糖症の症状です。
急激に下がり過ぎた血糖値を、いち早く戻すには甘いものが一番です。
生理前になるとスイッチが入って食べ始めたら過食が止まらないのは、ある意味では生存本能が働いているわけですね。
またアドレナリン過剰分泌の影響による自律神経の不調で、食欲中枢が正常に働かないことも考えられます。
生理前になると肉類が食べたくなる。という女性もいらっしゃいますが、これは低血糖症ではなく隠れ貧血が原因でしょう。

太る(体重が増える)

インスリンは、別名「太るホルモン」と呼ばれています。
月経前のプロゲステロンがたくさん分泌される時期ではインスリン抵抗性が上がるため、月経後のエストロゲン分泌時期と比較してインスリンがたくさん分泌されやすくなります。
インスリンについて詳しくは、次章をお読みください。
生理前のダイエットは失敗の元!別名太るホルモン「インスリン」はこちら

肩こり

筋肉を包む筋膜に乳酸や尿酸、プロスタグランディンなどの炎症物質が溜まると、筋肉は硬くなり、いわゆる「コリ」の症状を感じます。
低血糖症では血糖値が乱高下するため、血管が収縮し筋肉への酸素供給が減ったり、乳酸などが流れにくくなって筋肉が硬く絞られたような症状がおきます。
十分な酸素を筋肉に供給するには鉄を中心とした栄養素と、乳酸を分解してくれるビタミンB群(とくに血管拡張を促すナイアシン)が大切です。
十分なビタミンB群を補給することで、乳酸がピルビン酸に変わるのを助け、ミトコンドリア内でのTCAサイクルを回し続けることができるのです。
TCAサイクルが十分に回ると、溜まった疲労物質である乳酸を燃焼してくれるのです。

微熱

血糖値を上げようとしてノルアドレナリンが分泌されると、体温が上昇します。
ノルアドレナリンは血糖値が下がり切る前から、分泌され始めます。
ノルアドレナリンが脳の視床下部という場所で体温を高めに設定しますが、実際の体温はそれよりも低く、カラダは冷えを感じます。
いわゆる「悪寒」といった症状です。

などなど、機能性低血糖症では人によって数えきれないほどの様々な症状があります。
上記の症状は代表的なカラダの症状で、これに当てはまらないからと言って機能性低血糖症を否定できません。
そのため「偉大なる物真似師」とも呼ばれています。
また機能性低血糖症ではなく、他の原因で上記の症状が起きていることも当然考えられます。
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