クリニック・ハイジーアは、PMS/PMDDを根本治療

ナゼ、PMS/PMDDは原因不明とされるのか?鉄欠乏症の段階

鉄欠乏は全身の鉄の量が不足した状態であり、鉄の需要が鉄の供給を超えたときに起こります。
鉄欠乏は、3段階に区別されます。

鉄欠乏症の図

第Ⅰ期 前潜在性鉄欠乏性貧血

貯蔵鉄が減少した状態で、「貯蔵鉄欠乏」と呼ばれます。
肝臓、脾臓、骨髄などの鉄貯蔵組織から貯蔵鉄が失われます。
血清フェリチン値は、20ng/ml以下と、低値を示します。

第Ⅱ期 潜在性鉄欠乏性貧血

いわゆる貧血は診られないが、貯蔵鉄が完全に枯渇した状態で鉄欠乏が進んでおり、「潜在性鉄欠乏」と呼ばれます。
貯蔵鉄が不足すると血清鉄が減少→トランスフェリン濃度(TIBC)が上昇し、トランスフェリンの鉄飽和度が15%以下となります。
貯蔵鉄は血清鉄が不足しないように血液中に鉄分を供給しています。
その貯蔵鉄が減少すると血清鉄は減少→鉄の供給が減ることでヘモグロビンの合成が障害されます。
貯蔵鉄の低下の継続は、貧血へと進行していく潜在性鉄欠乏であると言えます。
貯蔵鉄が枯渇した第Ⅱ期でもヘモグロビンやヘマトクリットは正常域にあることも多く、PMS/PMDD症状や不定愁訴を訴えても、臨床では見逃されることが多い。

第Ⅲ期 鉄欠乏性貧血

さらに鉄欠乏が進むと「鉄欠乏性貧血」となります。
鉄欠乏性貧血も貧血が軽度の「初期鉄欠乏性貧血」と、貧血症状のほか組織鉄の欠乏症状を呈する「晩期鉄欠乏性貧血」に分けられます。
ヘモグロビン合成が障害され、一般的な貧血の指標(ヘモグロビン、ヘマトクリット、MCV、MCHの低下)が異常をきたします。
さらに進行すると、酵素鉄が減少し生命の危険に至ります。

外傷などによる急性出血で貧血に陥る場合を除くと、生体内の鉄の減少に伴い緩徐な進行を認めることがほとんどであり、代償機能が働き、体が順応するため強い貧血があっても貧血症状に乏しいこともあります。