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鉄不足がPMS/PMDDの原因!!女性の鉄の出納帳

下記のグラフのとおり、1970年代以降、日本人の食生活が変わり、お食事からの鉄の摂取量が急激に減少しています。
厚生労働省が行った国民栄養調査(平成17年度)では、特に女性の潜在性鉄欠乏性貧血の割合が多いことがわかります。

鉄の摂取量補給の図 鉄の摂取量の変化(全国平均1人1日あたり) 厚生労働省研究班 国民栄養調査

そうでなくても、そもそも月経のある女性は、男性と比べて、貧血になりやすいのです。

まず私たちの鉄の出納について、ご説明します。
植物性や動物性の食品をバランスよく、栄養価の高い食事を摂ると(加工食品やファーストフードなどは除く)、1日の食品からの鉄の摂取量はおよそ10㎎です。
でも、その10㎎が全て吸収できるわけではありません。
吸収されてカラダの中に取り込めるのは、だいたい1㎎程度で、10分の1くらいしかありません。
鉄は、非常に吸収が悪い栄養なのです。

そして、汗や尿、便から生理的に排出されるのが、およそ毎日1㎎です。
つまり鉄は、毎日1㎎カラダに入っても、1㎎カラダから出て行ってしまうのです。

プラスマイナスでゼロですから、男性は貧血にはなりにくい計算になりますね。

ところが、女性は毎月慢性的な出血があります。
どんなに頑張ってバランスの良い食事を摂っても、どうしても月経のたびに女性は貧血になっていきます。

日本女性の場合、毎月の平均月経量は、およそ60mlです。
月経によって喪失する鉄量は、およそ30mgに相当します。
とすると、女性は男性よりも平均して毎日1㎎の鉄を多く喪失している計算になります。
下記の図のとおり、男性は毎日1㎎の鉄の排泄ですみますが、月経のある女性は男性の2倍、毎日2㎎の鉄を喪失していることになります。

ということは、原則的には、生理のある女性は鉄欠乏性貧血であるともいえるわけです。
そのために、月経のある女性にとっては、積極的な鉄の補給が必要なのです。

鉄の補給の図

また子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科疾患による過多月経ある場合では、およそ80ml以上の出血がありますから、鉄の必要量はより増加します。

そのうえ、女性は妊娠や出産で鉄の需要は増加します。
母体の血液量増加、胎盤への血液供給、胎児赤血球産生により鉄の需要は増加し、この時期ではおよそ3㎎の鉄が毎日必要になります。

そして、みなさんはあまりご存知ない方も多いかもしれませんが、鉄はコラーゲンの最も大切な材料でもあります。
そのため鉄の不足は、女性の美しさをダイレクトに損ないます。
女性にとって鉄の補給は、最優先してほしいミネラルの一つですね。

鉄は食べる美容液!