クリニック・ハイジーアは、PMS/PMDDを根本治療

クリニック・ハイジーアのPMS/PMDD治療PMS/PMDD症状を治療するサプリメント

クリニック・ハイジーアの医師が病態の治療に使用するサプリメントは、コンビニエンスストアや薬局、薬店で売られているサプリメントや、また病院で処方されるいわゆる「ビタミン剤」とはまったく違います。
治療用サプリメントは、分子整合栄養医学(=オーソモレキュラー)の理論に基づいて製品化されています。

非常に簡単に説明すると、ポイントは2つあります。

この分子整合栄養医学(=オーソモレキュラー)の理論のポイントは、毒性や副作用がある強力な薬物の代わりに、ヒトの体内にもともと存在している生体物質=栄養を用いて、安全に疾病の予防や治療をしようという学問です。
栄養素は、吸収された後には体内では生体物質となりますから、薬と違い、異物ではありません。
薬ほど強力でスピーディーな作用をしませんが、その代わりに毒性や副作用の心配がなく、安全性が担保されます。
そのためサプリメントとは、つまり栄養素は、石油化学製品ではなく、天然物由来でなくてはなりません。
それは栄養素が体内に吸収されると、レセプターやトランスポーターといった様々なたんぱく質と体内で結合して働きます。
つまり摂取したサプリメント=栄養素が、もともと生体内にある物質と同じ分子構造をしていなければ、生体内で本来の働きができないからなのです。
例えば、ビタミン剤などや市販のサプリメントなどを製造するときには、誘導体という形でモディファイして人工的に作るのが一般的です。
同じサプリメントと呼ばれても人工的に作られたものは体内では異物ですから、当然ですが体内では期待した作用とは異なる作用をしてしまいます。
サプリメントの原材料は、あくまで天然物由来であることが一つ目のポイントです。
もちろん、無農薬で汚染されていない材料にこだわることも含まれます。

そして二つ目のポイントは、摂取量の概念です。 カラダの中の分子(=栄養)のバランスが崩れることによって起きる状態が病気であり、不足している栄養を補給することで分子が正常なバランスに戻れば病態はおのずと回復するという概念が、分子整合栄養医学のいわば「生みの親」ともされる故ライナス・ポーリング博士の考え方です。
栄養とは食事の補助的な物質ではなく、実際に必要な栄養の量は、年齢・性別・生活環境などによって個人差が大きく、病態を改善することが栄養補給の目的であるならば、より必要量は大きくなります。
その栄養素の個体差を、ライナス・ポーリング博士は1:20だと主張しました。
そのため体内の分子の異常を整えるためには、栄養素の含有量はおのずと高単位になります。
従来のRDA(栄養推奨量)値やと比較すると、けた外れの含有量となります。
これはRDA値がいわゆる欠乏症といって、壊血病やペラグラ、脚気などの予防を目的とした量ですから、非常に量の基準が少ないのです。

その他には、消化吸収の程度は個人差が非常に大きいため、製造法にも工夫がされています。
また形態はサプリメントでも、中身は限りなく精製されていない、ありのままの状態であること、つまりクルードに近い状態であることです。
さらには複雑なメカニズムになりますが、栄養素は体内で働くときには複雑な代謝がおこなわれることで活性化という状態になります。
そのため、栄養素は前駆体の状態=プレカーサの形で補給することが望ましいのです。
また、製造の過程でどのくらいの量を配合したかでなく、患者さまがサプリメントを飲んだ時点で表記通りの含有量が担保されているかどうかも非常に大切です。

このように、クリニック・ハイジーアで取り扱うサプリメントには、様々な条件を配慮して製品化されています。
品質の保証されたサプリメントでなければ、病態の改善どころか、健康すら害してしまう事になりかねませんから、安心して治療に使えないのです。

ただ一つ問題があります。
人工的に製造されたサプリメントや石油化学製品のサプリメントには、食物アレルギーの心配がありません。
でもクリニック・ハイジーアで医師が疾病の治療に使うサプリメントは、天然物由来が基本ですから食物アレルギーが出る可能性があります。
食物アレルギーの問題を除けば、たとえ飲み過ぎてしまっても基本的には副作用などの危険性の心配はありません。

PMS/PMDD症状の治療に必要な基本の栄養素は、下記の8種類です。

  1. ヘム鉄
  2. ビタミンB群
  3. ビタミンC
  4. 亜鉛
  5. ビタミンEとαリノレン酸
  6. カルシウム・マグネシウム
  7. プロバイオティクス
  8. グルタミン

PMS/PMDD症状の改善のための基本のサプリメントは、ヘム鉄、ビタミンB群、ビタミンC、そして亜鉛です。
このPMS/PMDDセットを、試してみたい方はこちら

1. (ヘム)鉄

PMS/PMDDの改善で、まず最優先で補給して欲しいサプリは、まず「ヘム鉄」です。
PMS/PMDD症状をお持ちの患者さまでは、貧血や鉄欠乏の程度は個人差がありますが、原則的には鉄欠乏性貧血があることはご説明しました。
その鉄欠乏性貧血を改善しない限り、PMS/PMDD症状は改善されません。

鉄欠乏性貧血の改善には、食事からのみの鉄の補給では足りません。
サプリメントとしての「ヘム鉄」の補給が重要であり、そして現実的です。

お食事でどんなに頑張って吸収の良いレバー(=ヘム鉄)を食べても、月経が毎月ある女性では、なかなか低くなってしまったフェリチン値やヘモグロビン値の改善には追いつくことは実際には難しいからです。
必ずしも検査データとPMS/PMDD症状の改善はパラレルとも言えませんが、検査数値がびくともしないと、なかなかPMS/PMDD症状が改善しません。

さて、では月経のある女性にとって健康維持に必要な鉄量はどのくらいなのでしょうか?
女性の鉄の出納帳

「女性の鉄の出納帳」でも簡単に説明しましたが、もう一度おさらいしましょう。
日本人の女性の毎月の平均月経量はおよそ60mlで、そのうちの喪失する鉄量は30mgです。
毎日理想的な食事ができたとすると、吸収率を1%とすると、およそ1mgの鉄を補給しています。
でも、汗や尿、便から生理的に排出される鉄量が、およそ1mgですから、差し引きゼロの計算になります。
それに加えて毎月の月経による鉄の喪失を考慮すると、どんなに理想的な食事を心がけたとしても、女性は平均して1日あたり1mgづつ貧血になっていくことになります。
ですから月経のある女性は、毎日少なくとも1mg分の鉄を余分に食べる必要がありますね。

そのためにはどのくらいの量の食品を毎日食べなくてはならないのでしょうか?
下記の表は、鉄の吸収率まで考慮して必要量を計算しているため、厚生労働省の食品摂取基準とは数値に違いがあることをご理解ください。

野菜や果物で十分に鉄を補給するとなると、現実的ではありませんね。

食 品 含有量 吸収率(%) 健康維持の
参考1日必要量
約30mgあたり
(有経女性)
PMS/PMDD治療の
参考1日必要量
約45mgあたり
クリニック
ハイジーア
のヘム鉄
1粒360mgあたり
ヘム鉄5mg
(たん白質に包ま
れた状態250mg)
非ヘム鉄 3mg
ヘム鉄の吸収率
30%以上
(1.65mg以上)
約6粒
*吸収率考慮 9mg
約9粒
*吸収率考慮 15mg
豚レバー
100gあたり
ヘム鉄 13.0mg
20%
(2.6mg)
230g
*吸収率考慮 6mg
350g
*吸収率考慮 9mg
鶏レバー
100gあたり
ヘム鉄 9.0mg
20%
(1.8mg)
330g
*吸収率考慮 6mg
500g
*吸収率考慮 9mg
牛レバー
100gあたり
ヘム鉄 4.0mg
20%
(0.8mg)
750g
*吸収率考慮 6mg
1.2kg
*吸収率考慮 9mg
牛ヒレ 赤身肉
100gあたり
ヘム鉄 2.4mg
20%
(0.48mg)
1.3kg
*吸収率考慮 6mg
2.0kg
*吸収率考慮 9mg
まぐろ赤味 刺身 100gあたり
ヘム鉄 1.1mg
12%
(0.13mg)
2.7kg
*吸収率考慮 4mg
4.0kg
*吸収率考慮 6mg
カツオ(焼き)
100gあたり
ヘム鉄 1.9mg
12%
(0.22mg)
1.6kg
*吸収率考慮 4mg
2.4kg
*吸収率考慮 6mg
ホウレン草(生)
1株あたり
非ヘム鉄 0.4mg
1.5%
(0.02mg)
75株
*吸収率考慮 1.5mg
500束
*吸収率考慮 1.8mg
納豆
1パックあたり
非ヘム鉄 1.7mg
3%
(0.05mg)
18パック
*吸収率考慮 0.9mg
200パック
*吸収率考慮 1.4mg
ヒジキ(乾燥)
1回使用量 5gあたり
非ヘム鉄 2.8mg
1%
(0.14mg)
50g
*吸収率考慮 1.4mg
65g
*吸収率考慮 2.1mg
プルーン
1粒あたり
非ヘム鉄 0.1mg
1.5%
(0.001mg)
300個
*吸収率考慮 0.3mg
450個
*吸収率考慮 0.4mg

上記の量は、月経のある女性のために健康維持量ですから、PMS/PMDD症状を改善し、隠れ貧血を治療する目的ではもっとたくさん補給をしなくてはなりません。
クリニック・ハイジーアでは、基本的にはPMS/PMDD症状をお持ちの患者さまの生化学検査のデータからヘム鉄の処方量を医師が決定します。
PMS/PMDDを治療する場合のヘム鉄の処方量は、最大で1日当たりヘム鉄は45mg(たん白質に包まれた状態では、2,250mg)です。
豚レバーに換算すると、350gを食べる計算になります。

下記に、ヘム鉄45mgを補給した場合のフェリチン値の推移を載せています。

KYBデータ・統計解析フェリチン値平均推移 <KYBデータ・統計解析フェリチン値平均推移>

今日の医療の現場では貧血の治療で鉄剤の経口投与が行われ、フェロミアなどのクエン酸第一鉄や硫酸鉄フェロ・グラデュメットを、鉄として1日100mg(鉄剤1~2錠)が処方されます。
この量で内服した場合、2~3ヵ月でヘモグロビン値は11~12g/dlまでは上昇しますが、その後頭打ちになり、女性の理想値13g/dl以上までに届くことはありません。
ヘモグロビン値の上昇に限界があるということは、当然ながらフェリチン値の改善は期待できません。
これは、市販の鉄のサプリメントについても同様です。

上記のグラフのとおり、鉄の補給によって、フェリチン値がキレイに上昇カーブを描くことは非常に画期的なことなのです。
いわゆる鉄剤や市販の鉄サプリでは、このようなカーブを描くことはありませんが、それは鉄が腸管から吸収されずに排泄されてしまうからです。
鉄の補給をして、便が黒くなった経験ありませんか?
便の色が黒いのは、鉄が吸収されていないという意味なのです。

クリニック・ハイジーアで医師が使用する「ヘム鉄」は、腸管からの2種類のトランスポーターを考慮して鉄の配合を施し、吸収効率を少なくとも3倍以上にまで上がるように工夫されています。
飲み始めて最初の1か月はそれでも便は黒くなりますが、すぐに便の色は元に戻ります。
(ヘリコバクターピロリ菌の感染など、胃の消化機能が低下している場合などでは、その限りではありません。)
ヘム鉄を飲み始める前の便の色に戻るという事は、ほぼ全て腸管から吸収されていますよ!というサインです。
吸収率の高いヘム鉄でも最大で20%ですから、摂取した鉄のほとんどが吸収されていることになります。
だからPMS/PMDD症状の改善が可能となるのです。
もちろん、緑茶などに含まれるタンニン成分や野菜や玄米に含まれるフィチン酸など、鉄吸収阻害物質の影響を受けないキレートされた最高品質のヘム鉄原料を使用しています。

鉄の種類について詳しくは、下記のページをもう一度読んでみてください。
「鉄」にはいろんな種類があります。

鉄補給のためのサプリメントを選ぶには、注意が必要です。
鉄は、「鉄化合物」「非ヘム鉄」「ヘム鉄」の3種類がありますが、体に負担がなく安心して補給ができるのは、吸収率が高く、たん白質に包まれた「ヘム鉄」のみです。

材料 吸収率
鉄化合物 *食べ物ではない 予測値2~10%(低い)
非ヘム鉄 食べ物(植物性) 1~6%(低い)
ヘム鉄 食べ物(動物性) 20~30%(高い)

鉄化合物と呼ばれる鉄は、食物由来ではなく、過剰症のリスクや胃腸障害を引き起こします。ヒドロキシラジカルと呼ばれる悪玉活性酸素を増加させます。一般の保険診療の範囲内で処方される鉄も、同様の種類です。吸収が悪いために、便の色は黒い状態が続きます。
非ヘム鉄は、野菜や果物などの植物由来のため、副作用の心配はありませんが吸収率が悪いため貧血の改善には向きません。プルーンなどに含まれる硬いペクチン繊維は、他の鉄をくっつけて体外に排出させる作用があり、より貧血や鉄欠乏が悪化します。

2. ビタミンB群

ビタミンB群は、「代謝ビタミン=ダイエットビタミン」や「神経ビタミン」と呼ばれます。
PMS/PMDD症状の改善のみならず、全ての方に大切なビタミンです。

ビタミンB群が不足すると、おもに摂取した糖質をエネルギーに変換して消費できないため、細胞がエネルギー不足を起こします。
そのために、疲れやすくなったり、太りやすくなったりします。

ビタミンBのサプリメントを選ぶポイントは、2つあります。
一つ目は、人工的に製造されていないサプリメントを選ぶことですが、これは市販の製品だとかなりハードルが高いです。
天然物由来と謳っているサプリメントもありますが、よく内容を精査すると、天然物由来の成分がごく一部であったり、含有量がそもそも低すぎるため、効能は期待できないでしょう。
消費者を惑わすような表記も、問題です。
「ビタミン剤」など人工的に作られる場合は、誘導体という形でモディファイするのが一般的ですが、その誘導体には毒性があることが報告されています。
また人工的に作られた栄養素は、体内ではレセプターやトランスポーターといったたん白質(=鍵穴)と結合できないため補酵素(=鍵)としての役割を果たせません。
同じビタミンB群のサプリメントでも、体内に吸収された後の作用はまったく違うのです。

ビタミンC、A、Eを天然物由来で製品化することは十分可能ですが、ビタミンB群を全て天然物由来でサプリメントにすることは現実的には不可能です。
もし作ったとすれと、莫大な費用がかかってしまい、誰も購入できなくなってしまいます。
ですので、クリニック・ハイジーアで取り扱うビタミンB群は、酵母で発酵させる方法で作られ生体内物質と同様で、いわば「天然型」です。

2つ目のポイントは、ビタミンB群は互いに協力し合って働くためコンプレックスとして含有されていることが大切です。
ビタミンB群は、それぞれが単独では働くことはありません。
ビタミンB群は8種類、そしてビタミンB様栄養素はイノシトール、ベタイン、L-カルニチンと、3種類があります。
合計11種類のビタミンB群が十分量で含まれていたら、100点満点です。
クリニック・ハイジーアのビタミンB群のサプリメントは、8種類のビタミンB群と3種類のビタミンB様栄養素、そしてそれらと相乗的に働くDNA(鮭白子由来)を強化しています。

ビタミンB群を50㎎、食品から摂るには?
ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン
豚もも肉
約5.5kg約24.0kg約800g
納豆(1パック50g)
約1,400個約178個約90個

約1,666個約227個約1,000個
豚レバー
約14kg約1.3kg357g

たとえば毎日私たちはB1レベルで50㎎の補給が理想ですが、ビタミンB群が豊富とされる豚もも肉でも換算すると5.5㌔㌘食べなくてはなりません。
上記の表より、ビタミンB群を食品から十分量を補うのは不可能です。
そのうえビタミンB群は水溶性で熱に弱いため、加熱調理した後はほとんどB群は失われますから、現代人のほとんどがビタミンB群欠乏だと指摘されています。
ビタミンB1が欠乏すると脚気になることはよく知られていますが、最近の若い人たちに脚気が増えていることは驚きです。
大さじ4杯分の白砂糖が含まれる清涼飲料水や大さじ1杯分の缶コーヒーなどを日常的に飲んでいるからです。
糖質の代謝には、おもにビタミンB1が消費されてしまうからです。

ビタミンB群はサプリメントでの補給が大切ですね。

ビタミンB群は水溶性で蓄積性はないため、吸収後おおむね3時間ほどで代謝をうけて尿中に排泄されます。
ビタミンB群を補給すると尿が黄色くなるのは、体内に吸収された後、代謝されて排泄された証拠で、吸収されていないのではありません。
口から摂取したものはすべて吸収されない場合は、便から排泄されます。

3. ビタミンC

ビタミンCはヒトや動物の体にとってもっとも基本的なビタミンの一つですが、私たち人間は体内でビタミンCを作ることができません。
人間は、進化の過程でビタミンCを作る能力を失ってしまったからです。
2500万年前の人類の祖先はビタミンCを体内で合成し、なんと毎日2~6gのビタミンCを作っていたと考えられています。
それに対してビタミンC合成能力を失った現代人のわたしたちは、毎日の食事からたったの100㎎のビタミンCを補給しているにすぎません。

多くの動物は、毎日カラダの中でたくさんのビタミンCを作っています。(体重60kgの成人に換算して)

ラット・犬・猫・うさぎの画像

ラット 11,900㎎
犬 4,900㎎
猫 2,400㎎
うさぎ 13,540㎎

人間の食事の画像

人間は、食物から毎日およそ100㎎のビタミンCを摂っています。

水溶性ビタミンの必要量は個人差が大きいですが、ビタミンCは毎日2000㎎程度が必要ですから、現代人は慢性的なビタミンC不足です。
ビタミンCを体内で合成できない動物は、人間とサルとモルモットだけです。
たとえば野生のサルは、毎日果物から4g(=4,000㎎)(50kgの体重に換算)のビタミンCを補給しています。
ビタミンCを体内で合成できない私たち人間も、ビタミンCをもっと積極的に補給しなくてはなりません。
ビタミンCを作れるラットは、健康なラットで毎日約12gのビタミンCを体内で合成します。
そして、激しい運動を1日中続けたラットは、同じ個体の健康なラットでも倍量の約20㌘のビタミンCを作り、ストレスや活性酸素から体を守っています。

ビタミンC1,000㎎(=1g)を食品から摂るには?

いちご・キゥイフルーツ・レモン・キャベツの画像

いちご 107個
ネーブルオレンジ 7.7個
キゥイフルーツ 15個
レモン 50個
ホウレン草 26.5束
キャベツ 2個

上記のとおり、ビタミンCを食品から十分に(グラム単位で)補給することは、不可能です。
サプリメントとしての補給が大切です。
また、ヘム鉄の吸収にはビタミンCが必要です。

野菜に含まれる栄養素の変化
栄養素野菜1950年1963年1980年2005年
ビタミンCほうれん草1501006535
カリフラワー80506581
小松菜90907539
春菊50502119

昔の野菜や果物に比べて、ハウス栽培で育てられた野菜や、長持ちさせるために未熟のままで摘み取られた野菜には、十分なビタミンCが含まれていません。
輸送や保存、加熱してもビタミンCは失われます。
たとえば、ホウレン草が店頭で売られる時にはビタミンCは38%失われ、その後過程でゆでると、さらに44%のビタミンCが失われてしまいます。

4. 亜鉛

亜鉛といえば、細胞分裂!と、私たちには馴染みのあるミネラルです。
亜鉛が不足すると細胞を新しく作ることができません。
たん白質、酵素、DNA、コラーゲン合成にも必須のミネラルであり、体内の200以上もの酵素反応に亜鉛が関与していますから、不足するとさまざまな代謝異常の原因になり全身状態に悪影響をきたします。

そして亜鉛は、インスリン形成を助ける働きがあり、その上インスリンの材料でもあるため、PMS/PMDD症状の改善にも必要不可欠なのです。
とくに生理前の黄体期におこりやすい機能性低血糖症では、副腎皮質ホルモンや副腎髄質ホルモンの過剰分泌が亜鉛の尿中排泄を促すため、常日頃から亜鉛の補給が大切です。

脳の機能維持にも影響し、銅:亜鉛比は9:10が望ましいとされますが、この値が逆転すると精神の興奮が起こりやすくなります。

亜鉛15㎎を食品から摂るためには?

牡蠣・パルメザンチーズ・スモークレバー・凍り豆腐・カシューナッツの画像

牡蠣(むき身) 11個
パルメザンチーズ 205g
煮干し 104匹
ごま(乾燥) 大さじ27杯
豚レバー 217g
たたみいわし 200g
松の実 250g
凍り豆腐 290g
カシューナッツ 300g

5. ビタミンEとαリノレン酸

ビタミンEは、体内で主に細胞の膜の中に存在し、副腎、肝臓、心筋、睾丸、子宮など多くの組織に蓄えられています。
ビタミンEは、強い抗酸化作用があり、活性酸素の害からからだを守り、がん、心筋梗塞、糖尿病などの生活習慣病を予防する事が期待されています。 また、末梢血管を広げ血行を良くする働きがあり、血行障害からくる肩こり、頭痛、冷え性等の症状の改善にも役立ちます。

ビタミンEが不足すると、溶血性貧血、頭痛、肩こり、生理痛、関節痛、冷え、循環器疾患などが起こりやすくなります。

~生理痛に役立つビタミンE、γリノレン酸~

生理痛は子宮の過剰な収縮や子宮周辺の血流悪化が原因と考えられています。
血流改善にはビタミンE、子宮の過度の収縮にはγ‐リノレン酸の摂取が効果的です。
γリノレン酸は非常に酸化されやすいため、やはりビタミンEと摂取で摂ることをお勧めします。

6. カルシウムとマグネシウム

カルシウムとマグネシウムは、ブラザーミネラルと呼ばれ、体内ではセットで働きます。
そのためカルシウムとマグネシウムは、1:1の割合で補給するのが基本です。

カルシウムの99%は骨に蓄えられ、残りの1%が血液や細胞の内外に存在しますが、この1%のカルシウムが骨の99%よりも大切と言っても良いでしょう。
それは、カルシウムとマグネシウムは「生命のキーミネラル」と呼ばれ、その生理作用は骨の代謝だけでなく、浸透圧の調整、pHの調整、神経機能の発現、酵素の共同因子、有害金属の毒性抑制、筋肉の働き、血圧やホルモンの調整などなど、ホメオスターシスの維持に大きく関与しているからです。

小魚や海産物を食べなくなった私たちは、その大切なカルシウムとマグネシウムが慢性的に不足しています。

それで、サプリメントなどでカルシウムを摂っている人が多いですが、カルシウムなら何でも良いという訳にはいかないのです。
カルシウムには、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化カルシウム、乳酸カルシウム、クエン酸カルシウムなど様々あります。

昨今では、コンビニやスーパー、通販などで、気軽にカルシウムが購入できます。 しかも、ありがたいことに「天然」とうたっていながら、お値段は手頃なものも多いですね。
これらの原材料は、鉱石(=ドロマイト)、貝がら、サンゴ礁、卵の殻などです。
これらに含まれるカルシウムは炭酸カルシウムといい、残念ながら人間はうまく吸収することができません。
そして、その吸収されなかったカルシウムは、大腸内で異常発酵しメタンガス(=毒素)を発生させ、大腸から上皮吸収され、直接血中に入りいろんな悪さをします。

カラダに良いと思って摂取したカルシウムが、実は肝臓に負担をかけたり、皮膚疾患、原因不明の痛みなど、さまざまな悪さの原因になることを知ってください。

「人間が吸収できる」そして「相性の良いカルシウム」は、 リン酸カルシウムと言い、牛の骨や魚の骨に含まれます。
牛の骨は、一般の家庭で食べることは難しいので、手軽にカルシウムの補給を考えるなら、やはり魚の骨ですね。
クリニックHYGEIAのカルシウムのサプリメントは魚の骨由来のものを使用しています。また、カルシウムの吸収を助ける為にカゼインフォスフォペプタイドを添加しています。

マグネシウムは、生体内のエネルギー通貨であるATPを分解してエネルギーを作るATPアーゼやさまざまな酵素の補助因子として、代謝調節に大切なミネラルです。
マグネシウムには、脂肪の吸収を抑える作用、余分な水分の排泄作用があるため、ダイエット効果や浮腫みの改善にも大きく貢献するミネラルです。
また、脳内の幸せ物質(ホルモン)であるセロトニンやGABAの生成に関与し、不安、うつ、不眠などを鎮める作用、そしてインスリン作用を増強し、ビタミンB6やナイアシンとともにインスリン分泌を促し、インスリン抵抗性を改善する働きもあります。
PMS/PMDD症状の強い女性には、マグネシウムはお薦めミネラルの一つです。

カルシウム600㎎を食品から摂取するには?

牛乳・しらす干し・焼のり・プロセスチーズの画像

牛乳 600cc
しらす干し 300g
焼のり 200g
プロセスチーズ 100g
わかめ(乾) 80g
マグネシウムを600㎎を食品から摂取するには?

煮干し・納豆・ほうれん草・ひじきの画像

きびなご調味干し 350g
煮干し 520匹
納豆 12パック
ほうれん草 4.8束
ひじき(乾) 95g

7. プロバイオティクス

プロバイオティクスとは、「腸内フローラのバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物」のことです。代表的なのが乳酸菌やビフィズス菌です。
プロバイオティクスの持つ“有益な作用”としては、下痢や便秘を抑える、腸内の良い菌を増やし悪い菌を減らす、腸内環境を改善する、腸内の感染を予防する、免疫力を回復させる、うつ症状の改善などが挙げられます。
日ごろから取り入れたいプロバイオティクスですが、実は乳酸菌やビフィズス菌は酸素や胃酸の影響を受けやすく、生きたまま腸に届くのはごくわずかです。
もちろん、死菌も腸内環境にとって有益に働きますが(バイオジェニクスと言います)、プロバイオティクスの作用とは全く異なるものです。 
クリニック・ハイジーアでは、胃酸の影響を受けず、生きたまま腸に届くビフィズス菌を処方しています。

8. グルタミン

グルタミンは、PMS/PMDD症状の原因の一つである機能性低血糖症の改善に非常に大切な栄養素です。
生理前の過食症状を治療してくれるので、太りたくない女性にとってはありがたい味方ともいえます。
クリニック・ハイジーアのグルタミンを処方すると、過食がピタッと止まった!!と患者さまから喜ばれることが多いのです。

グルタミンはたんぱく質を構成する準必須アミノ酸のひとつであり、小腸粘膜細胞の構成材料であり、小腸の主要なエネルギー源です。
具体的には、小腸ではグルタミン50~60%、ケトン体15~20%、ブドウ糖5~7%をエネルギー源として利用しています。

ちょっと注意してほしいのは、「グルタミン」と「グルタミン酸」と「グルタミン酸ナトリウム」は全く別の物質です。
まず、グルタミンとグルタミン酸はアミノ酸の一種であり、体内で合成され、私たちの身体で非常に重要な役割を果たします。
グルタミンは全身のエネルギーをつかさどる役割を持つ重要なアミノ酸ですが、グルタミン酸は、神経伝達物質としての役割が大きいアミノ酸です。
そして、グルタミン酸ナトリウムですが、これは自然界には存在せず、合成のもので、もちろん私たちの体内で合成させることもありません。
では、グルタミン酸ナトリウムとは何かと言うと、中華料理症候群で有名ないわゆる旨み調味料(=化学調味料、MSG)は、グルタミン酸ナトリウムという化合物で、神経毒性が報告されています。

月経前の黄体期では、女性ホルモンのプロゲステロンがカンジタ菌の増殖を促すため様々な不快症状を引きおこします。
カンジタ菌の増殖→リーキーガッド症候群→未消化のたん白質やグラム陰性菌の体内への侵入→過剰な食欲を引き起こす為、生理前に過食になりやすい女性は消化管の強化も非常に大切です。
便秘や下痢は、大敵なのです。
リーキーガッド症候群とは、小腸内の悪玉菌が出すアルカリ性物質により腸の粘膜が溶かされ、腸壁がただれて炎症を起こしている状態、簡単に言うと腸に穴が開いてしまう状態を言います。
またカンジタ菌は、ショ糖(=精製された砂糖)や小麦の取り過ぎ、抗生物質の安易な服用でも増殖します。

グルタミンは、強いストレスや風邪の影響でもたくさん消耗します。
肉や魚、卵などに多く含まれますが、加熱により変性するため、食事からの補給は難しく、サプリメントからの補給が必要です。